「ねぇ父様」




 暫く黙って黙々と水を飲んでいた南香央が、静かに口を開いた。




「あたくし、彼と付き合っても良いわよ」




 ・・・は?




 彼?





「本当か、香央」




「ええ。逆にあたくし、彼みたいなSっ気のある方好きよ」




 ・・・・・・・・思考停止中・・・・・・・。





「さすが我が娘!どうかね君太くん!!」





 はぁーーーーー!?



 なんで俺がこんな地味女に好かれているんだよ!





 わけわかんねぇんだけど!