あのな。



 間違っているぞ、その表現は。




「違うわよ。君太様は、学園トップの成績保持者ですわよ?」




 へぇ。馬鹿の中にも、まともなのがいるのか。




 馬鹿は馬鹿と思っていたぜ。




「そうでしたわ!ごめんなさい、君太様」



 間違えんじゃねぇよ、俺の頭の良さを。



 てめぇらとは大違いなんだよ。






 ・・・なんて言わずに。



「大丈夫だよ。間違いなんて、誰にでもあるから。
気にしないで良いよ。
僕には学年トップの成績で良いんだから」




 学年トップだけじゃ、俺の才能は生かせねぇよ!



 俺に必要なのは、学園トップじゃねぇ。




 宇宙1頭のいい俺が必要なんだ!