つまり今は夜。



「もともとは花林が出ていたから見たの。
でも、いつの間にか花林より君太に目がいっちゃってた。

あんなかっこいい人が彼氏なら楽しいだろうなぁって思ったの」



「・・・」



「最初は外見だけだった。でもいつの間にか君太の中身も好きになっていたの。
本当は弱虫なくせに強がっている、大変な人。
こんな人が彼氏なら大変だなって思ったわ。

でも君太は優しいの。
お兄さんが大好きな、優しくて不器用な人。
それが君太でしょ」



「・・・」




「何真っ赤になっているのよ。
本当素直な人ね」



「まっ、真っ赤になんてなってねぇよ!」



「良いのよ照れなくて。
意外に君太ってMなのね」



「・・・ッ」



「これからもよろしくね、君太」




「・・・俺はこう見えて一途だからな。覚悟しとけよ」



「はーい!」