「お父さんの会社継いでもらうだけなら、別に他の人でも良くない?」
「いーえ!君太くんでないと駄目ですわ。
君太くんは東堂の人間ですもの!」
「東堂の人間だと何かあるの?」
「ええ!もし父様の会社が潰れかけても、東堂のような巨大グループがいればすぐに立ち直りますわ!」
「・・・それって、君太くん本人より東堂の力が欲しいってこと?」
「当たり前ですわ。彼には東堂の息子でなければ価値なんてありませんもの」
・・・なにそれ!
「何君太くんのこと無視して進めちゃってんの!?
君太くんには内面を見てくれる存在が必要なんじゃないの!?」
「内面?そんなの必要ないですわ。
必要なのは、ピンチになった時に助けてくれる存在だけですわ」
「ピンチになった時助けてくれる存在は、勿論大切だよ!
でも、それは別に力なんてなくても叶えられる願い事だよ!」
「庶民がうるさいですわ。
またあの貧乏人が後ろで支えているんですか?」


