プリンセス×プリンス~anotherstory~





 それから約5時間後。



 もう時計は8時をまわっている。



 太陽はもう沈み、辺りは真っ暗だ。





「本当に待っていたんだ」




 ひねくれたアイツからは考えられないような低い声。




「・・・よぉ、君太」




「よぉ、じゃないよ。今何時だと思っているの?」




 呆れたように溜息を吐く君太。



 大人っぽいダークスーツに身を包んだその姿は、まさに東堂君太だった。





「今か?5時30分ぐらいだな」




「来たのって3時ぐらいでしょ?もう2時間も待ったんだよ?」




「話とやらが長いからだ」




「俺のせいにするわけ?」