社長・近藤さん・俺しか渡されていない入室許可証をかざし、



 暗証番号を入れ、指紋認証システムに人差し指をかざし、



 声認証システムを通過すれば、扉は開く。




 めんどくさいが、俺だけの空間に入ることは社長と近藤さん以外許されていないから、




 しょうがなくやっている。








 中は超高級ホテルのスイートルームかと間違えそうなほど広い。




 広くてでかい全身鏡、ふかふかの特注の椅子。




 他のメンバーよりも着る服が多い俺専用の衣装ケース。





 俺はソファーに腰掛け、近藤さんが来るのを待った。









コンコンッ



「君太?僕です。近藤です」




「入って良いよ」