読み終えた明人さんの目元には涙が光っている。
真樹人さんも、俯いたまま。
キノコさんは、ポカ~ンと口を開けている。
煌さんは溢れ出す涙を拭わないため、洋服が湿っている。
千海はというと。
これ、本当に君太くんが考えたの?
君太くんらしくない文章だけど?
あんなひねくれた人なのに・・・。
こんな引退届のお手本みたいな文章、君太くんが考えるとは思わないんだけど?
「あいつ・・・自由になりたかったの・・・か」
煌さんが一点を見つめたまま呟く。
自由って・・・。
君太くん、『CHANGE』でも自由そうにしていたけど?


