近藤さん、マネージャーですし。
「確かにね。自分でもアッサリしていると思うよ。
でも、だからって焦っちゃいけない。
僕はマネージャーだ。
メンバーが焦るのをフォローする役目がある。
僕だって悲しいよ、君太くんがやめるのは。
信じられなくて、今君太くんの家に行ったところ。
でも君太くんはやめると言い張った。
僕がこれ以上言っても君太くんを怒らせるだけで終わる。
さっきも少し怒られたところだしね。
僕に悲しむ暇なんてない。
そんな時間があったら、僕よりも焦るであろうメンバーのことを落ち着かせなくちゃいけない。
もう少しでコンサートもあるから、1分1秒を大事に使う必要が『CHANGE』にはあるんだ」
近藤さん、何か大人だ。
これがプロのマネージャー・・・か。
「新田さんも状況が読めないと思う。
メンバーも戸惑いを隠しきれていない。
やめた理由を話されていないから。
今メンバーはスタジオにいる。
今からそこに行こう。
メンバーにも新田さんにも、そこで話すよ。
君太がやめた理由を」
「はい!」
「早く、車に乗って!」
近藤さんと千海を乗せた車は、いつものスタジオに向かって行った。


