「それから俺らは花鈴と会い、俺はモデルになろうと決め、君太はクラスの奴に勝手に応募され受かったアイドルとしてデビューするとともに、繁華街とかを歩くのを止めた。
俺は中学を卒業し、高校に入ると同時に東堂と縁を切った。
ただ、君太はまだ中2だから、まだ縁は切れねぇ。
最近は母親の手によって、色々な女と会わされて婚約しろとか言われているってこの間
兄さんが言っていたな。
俺は花鈴と会ったから女嫌いじゃなくなったけど、あいつはまだまだ女嫌いが治っていない。たまに不安定になると、さっき新田がみたような光景をうみだす」
「そこまで君太くん女嫌いなの?」
「女嫌いっつーか、あいつの場合人嫌いなんだよな。
人間不信っつーかなんていうか、そんな感じだな。
殆どが自分1人で出来ることだから、誰かを頼ろうとしない。
本当は寂しがり屋で弱虫なくせに、甘え方や頼る方法をあいつは知らない。
このままだと母親によって愛のない結婚をするのがオチだ。
だから俺は新田に君太を任せたんだ」
『君太に、幸せになってもらいたいんだよ』
朝太くんが千海にお願いしたこと。
「新田だったら花鈴の親友だし、任せられるって思ったんだ。
彼氏いねぇって言うしな」
だから千海にお願いしたの?
「俺は君太の兄としてあいつを守りたい。
あいつに幸せになってもらいたいんだ。
俺は花鈴と出会って知ったんだ。
女は皆が皆悪くねぇってな。
君太にもそれを教えたいんだ」


