プリンセス×プリンス~anotherstory~





 車で数十分揺れ、楽屋に着く。





「君太大丈夫?顔真っ青だよ」



 近藤さんが心配そうに俺の顔を覗き込む。



「すいません・・・頭少し痛くて・・・」



「それ本当?じゃあ今日はもう帰りな。家まで送るよ」




 家になんて行ったら、悪化する。



「動きたくないんで、今日はこのまま楽屋にいます」



「君太の楽屋は泊まれるけど・・・。
やっぱり家の方が良いんじゃない?」



「やめてください・・・。
家になんて帰ったら、悪化します。
ここにいさせてください」



「いいよ。じゃあ、社長に許可とってくるから。
何か欲しいものある?」



「ないです・・・」




「わかった。じゃあ、なにかあったら僕に連絡して?
安静にしているんだよ」




「はい」




 バタンッと近藤さんが出て行く音がする。