プリンセス×プリンス~anotherstory~





「可愛い女?誰だよ煌」



 煌に負けない女好きの明人さん、興味津々。



「今日俺と君太のクラスに転入してきたやつですよ。
南香央ちゃんだっけ。マジ可愛いんですよー。

なんでも君太の母親の知り合いの娘とかで。
多分、あの南コーポレーションの令嬢でしょうね」



「へぇ、南コーポレーションの令嬢かぁ。
君太可愛い知り合いだな。
俺の家もまぁ金持ちだけど、そんな可愛い子知り合いにいねぇよ」



 知り合いになんてなりたくねぇよ、あの女と。



「それに新田ちゃんだろ?
君太の周り可愛い子いすぎ。
俺にも少しはわけろよー」



 ・・・あぁ、鬱陶しい。



「僕、今日はもう帰ります。
お疲れ様でした、皆さん」




 頭を軽く下げた俺は、足早に玄関へ向かう。




「君太、待って。僕も行くから。
皆も早く準備して。今日は解散するから」




 近藤さんの声が、頭に響く。






 やべ・・・頭痛くなってきたな。