「じゃあ帰ろーぜ。野郎はどうにかなっても、女子達はあぶねーからな。」 「「「茉莉さん……!」」」 ↑こうして女子の茉莉ファンが増えていくのだが。 という訳で解散したんだ。 「確かに……今日は嫌な気がする。」 俺の勘は当たる。 前に嫌な気がしたとき── 小2の時は、階段から落ちて骨折。 最近では不意打ちで他校が攻めてきた。 ……とにかく、早く帰ろう。 そうやって帰宅を急いだ時だった。 荒々しい声が聞こえたのは。