ラズベリー



「変な奴やな、
お前もあの子も…」



優輝が微笑みながら話し、陸が頭をかきむしりながら話していた。



「まさかお前がそこまで
興味を持つなんてな」



その声は廊下の奥から聞こえてきた。


1人、眼鏡をかけた品位のありそうな長身の男の子が来た。



「兄貴」


「飽きたら、また殺すのか?」



その言葉は低く冷たい。



「………」



優輝は言葉が出てこなかった。


そこへDクラスの人達がやって来た。



「「「「お早うございます。和輝様」」」」


「ああ、おはよう」



香椎 和輝[カシイ カズキ]は香椎家の長男。


次期香椎グループの社長。


高校2年生にして、今から帝王学を学び、朝の会議にまで出席している程の実力者。


そして、ここ『アリス学園』の生徒会長だ。



俺はあんなに良い子でいられねぇーよ。


優輝は思わず心の声が漏れそうだった。