偉そうに言い、美怜の頭をくしゃくしゃとかき回されていた。


「それにしても、
あの時の美怜は
可愛かったなぁ。」

「はい? いつ?」

「秘密。」

「ずるいよ。」

(言えないだろ。
あの泣き顔は
たまらなかったなんて///)

「教えてください。」

「嫌だ!!」



2人はその後も言い合っていた。


ついに追いかけっこをして戯れ出す。


さっきまで感じていた心の温かさはなんだろう。


でも、今はいいや。


楽しいから。


それだけで十分だから。


それをまた覗いている人物がいた。