「梨花ぁ・・相談なんだけどさぁ・・」







 「何?どうかした?」






  休み時間に、またまたお気に入りの教室を見つけた私は、蓮太ではなく、姫と来ていた。



 

  そこで、真剣な顔で姫は話を進めた。







 「日比野壮太【ひびの そうた】君てさぁ・・松原美紀【まつばら みき】ちゃんが好きだよねぇ・・」




 
 
 「日比野?松原?誰?」




 



  「やだなぁ。壮太君は、梨花の隣の男の子で、美紀ちゃんは 梨花の前の席の女の子だよ」






  「全然知らなかった・・あ、多分だけど・・好きだと思う・・」