「なに言ってんの!?」





夏菜の声にビビった。






「中本はね、優衣が大好きだから…優衣と一緒にいたいから告ったんだよ!?
優衣がよくて付き合ってほしいとおもってるんだよ!
そんな中本の気持ちを踏みにじっちゃってもいいの?」







夏菜に熱弁された。






「そっかあ。そうだよね。
なんであたしのことを好きなのかわかんないけど
好いてくれたことには変わりないもんね。
夏菜、ありがとう。
近々頑張って告ってみるね。」




「うん!それでこそ優衣だよ。
優衣の幸せ、願ってるから。」









夏菜…



ありがとう。



本当にありがとう。



こんな弱虫なあたしを勇気づけてくれてありがとう。