「はあっ…はあっ…ジェット。お願い。意識を取り戻して。」


凛々の呼び掛けもむなしく、ジャスティスは全く反応しない。


(どうしたらいいの?)


気弱になり、その場に崩れ落ちた。


(私に何か出来るなんて、どうして思ったんだろう。)

諦めたら駄目。
心の声が聞こえた。


そうだ。


助けられるのは私だけなんだから。


「ジェット!」


もう一度呼びかけた。


すると先程よりも胸の光が強くなったように見えた。

小さく弱々しい光だけどとても暖かい。


これを失う訳にはいかない。