運命の二人~白と黒の物語~

触れた途端、彼から出ていたオーラは勢いをまして吹き上がった。


「きゃああっ!!」


余りにも激しく吹き上がるオーラの勢いに押されて、凛々は吹き飛ばされそうになった。


それと同時に彼の深い悲しみが身体中に痛みのように走り抜けた。


「うぅ。…ジェット。しっかりして。私よ。凛々だよ。…今助けるから。待ってて…。」


肩で息をしながらジャスティスに近づく。


しかし、凛々を拒絶するかのようにオーラの勢いが増していて、なかなか近づけない。