ジャスティスもすぐ後を追った。


今、凛々を失う訳にはいかない。


凛々が全速力で森を出ると、バルゴと兵士達が待機していた。
凛々はそれには構わず、横を駆け抜けていった。

そのすぐ後にジャスティスも飛び出してきた。


「ジャスティス殿下!いったい何事なのですか!」


ジャスティスに声をかけるがこちらも無言で走り去っていく。


「いったい何があったんだ!」

状況の分からないバルゴは苛々しながら二人を見送るしかなかった。