派手な色の頭髪。


異常なまでに着崩す制服。


常にワーワーギャーギャーうるさい野郎ども。



一日一回、喧嘩を見るのは当たり前。



公立高校への受験に失敗した私、藤崎美玲は、不良学校とも呼ばれる私立高校へ入学した。



受験校を決める際、併願ではあるが私立に通うとなればなにかとお金が掛かることは知っていた。


通学のための交通費だってバカにならない。


親にもあまり負担をさせたくなかったので、家から一番近い私立高校を選んだ。




もちろん、不良学校だなんて知ってた。


でも、落ちない自信があった。


そう、あくまで滑り止め。







でも、結果はこのザマだった………