「あたしはっあんたみたいに裏の超悪魔みたいな性格を隠してるやついけないと思うんだけどっ!」



思いっきり大きな声で言ってやった。





「まわりの女の子が可哀想よ!こんなの騙されてるわ」



そう、健は学校一のモテ男だから女子に囲まれている毎日。


あたしと付き合っていることなんて誰も知らないから。






ードンッ



!!



「なっなんな「まわりが可哀想…?俺にはいつも囲まれている俺を見て悲しい目をしている誰かさんの方が可哀想に見えるけど~?」



壁に押し付けられていて…すっごく恥ずかしい…



「悲しい目なんてしてないわ…よ…ってかは、離して」



恥ずかしすぎて噛んじゃった。


こんなに近距離なのは、初めてだもん。




「別に麗華のことなんて一言も言ってないよ?」



妖しく笑う彼にドキドキする。