さっきの班決めが今日の最後の授業だった。



「………以上。さよなら」


HRが終わり、それぞれ部活に行ったりこれからの予定をたてたりと、途端に教室が賑やかになった。



朱鳥たちのクラスは特待生ばかりのクラスだが、騒がしい部類に入るクラスだ。



そんなクラスだが、雪斗の授業とHRだけはシンとしている。



なぜなら、以前に普通化で起こった生徒同士の殴り合いの喧嘩を1人で収めたからである。


この他にも有る事無い事、たくさんの理由がある。

だから、だれも雪斗の前ではふざけたことはしない。



どうやらこの学校では『雪斗伝説』があるらしい。



朱鳥たちはそれを聞いた爆笑していたが。