幸福死亡保護事務局

目を開けると青年は、いなくなっていた。

夢だったのだろうか・・・

視線を下に落とすと自分の手が見えた。それは年をとってしわくちゃになった手ではなかった。慌てて洗面所の鏡を見る。そこに映っていたのは20歳頃の自分の顔だった。

心臓の鼓動が速く大きくなっていく。

こんなにワクワクしているのはいつ以来だろうか。