「それじゃ、入部届を貰いに行こうか」 そう言う先輩に、あたしの中で未だに引っかかっていることを聞いてみた。 「男バスは⁇」 「やめないでしょ⁉︎」 『やめないでしょ⁉︎』なんてあっさりした答えだったけど、少し嬉しかったりもする。 「もち‼︎マネの仕事はできないけど、試合のサポートぐらいはできるし‼︎」 「頼もしいよ」 よしっ‼︎やるからには絶対インハイ行ってやる‼︎ その後も他愛ない話をしながら歩いていると、いつの間にか職員室に着いていた。