「わあ、桜綺麗~!!」 私は正門に並ぶ桜並木を見上げて声をあげた。 他の人達も思ってることは一緒みたいで、みんな記念に写真を撮ったりしてる。 今日から始まる高校生活に胸を踊らせながら私は1歩を踏み出した。 と、その時…… コロコロ……コツン。 「ん?」 私の足に、何かがぶつかった。 「バスケットボール?」 バスケットボールを持ち上げて、まじまじと見てみる。 「……いい、だ……だいす、け?」 ボールには、そう名前が書かれていた。