双子の妹

すると、いきなり種村くんが


真剣な目つきになり話しかけてきた。


[姫華。俺、姫華のこと守るから。


困ったときはいつでも相談乗るから。


一人で抱え込もうとすんな。]

そう言ってくれて、わたしは、


頬に、暖かいものが伝った。


それはボロボロと溢れ出てきて


止めようとしても止まってくれない。