「昨日、燈我とケンカしちゃったんだ…」 「え…」 菫が驚いてるけどあたしは話を続けた。 「一昨日のことなんだけどね、街でキレイな女の人と仲良さげに歩いてるのを見て…」 思い出すだけで涙が出そうになる…。 でも、必死に耐えて… 「そのことを問い詰めたら否定されて…ちゃんと、信じてあげられなかったんだ…」 燈我は浮気なんかしない。 そう思ってても、燈我だって男だし、あたし可愛くないし。 浮気してもおかしくないから…