夏休みも終わり、
学校祭当日を迎えた。
みんなメイクばっちりで、
髪型も長い髪を束ねて盛った。
同じ衣装を発注して、
気合いを入れて体育館へ向かった。
最高の舞台だった。
やり切ったあとの皆の笑顔は、
最高だった。
体育祭も終わり、
後は結果発表だけとなった。
全校生徒400人以上いる中で、
クラスごとに分けられ座り、
発表を待っていた。
実行委員は前に座り、
あたしは堀中くんの後ろだった。
『なあー、平瀬さん、、。
ハハハハハハハハ(笑)』
いきなり後ろを振り向き、
意味ありげに笑う堀中くんに、
え?なんなん??
と不思議に思い反応する。
『クククっ(笑)
ずっと思ってたけど、
平瀬さん足の毛、
剃り残ってるとこあるで(笑)』
『はあ????どこ?!
てゆかどこ見てんの!(笑)』
『ハハハハ(笑)
ごめんごめん(笑)』
『まぢでいらん事言ーし!!!!』
いきなりそんな事を言われ、
凄い凄い恥ずかしくて足を隠した。
『そんな隠さんでもえーやん(笑)』
『もー!
見んといて!
気にせんといて!』
『ハハハハハハハ(笑)』
やっぱりこの人は、
人をすぐにいじる。
前はいじりすぎやしって思ってたけど、
実際その立場になってみると、
案外面白いもんだと感じた。