トドカナイ。~君への恋文~



こんなことをあたしが思っているなんて

知らないさかもっちゃんは、さっきと同じ、

ケロッとした顔で、でも優しく見つめくる。


あたしが話始めるのを、これ以上は聞き出そう

とせずに、じっと待っててくれてる。



…あぁ~っ。こんなことでキュンキュンして

あたし、ホントに今日渡せるの…?

さかもっちゃん鈍すぎっっ///人の気も知らない

で、どうしてそんなにドキドキさせるの?

先生…なのにっ…。



横にいたひよりが、あたしが何も言えなく

なったのを察したらしく、あたしの代わりに


「今日の放課後…」


と切り出してくれた。ひよりが、放課後…。

と言い切らないうちに、


「あー、はいはい。」


って分かってくれたから、覚えていてくれた

ことに頬が熱くなって、またさかもっちゃん

を見れなくなってしまう。


そこからの、ひよりとさかもっちゃんの会話

は、緊張しすぎて覚えていない。もしかしたら

聞いてなかったのかもしれないのだけど。



とにかく、ひよりが言うには、今日の放課後

第一理科室の前で待ち合わせ…らしいけど…。

緊張しすぎて行けなくなったらどうしよう?

ひより、その時はどうぞ、


「理紗ちゃんは、キュン死しました。」

ってさかもっちゃんに伝えてね。