これは悪いことをしたな…と思いながら、 神様に心の中で 『ごめんなさい』 と呟きながら方向を変えた時だった………… 「……俺も…西山さんが、好きだ。」 ドクン…… あたしの足は接着剤で地面と くっつけられた様に動かなくなった。 だって…返事をした男の人の声に ―――聞き覚えがあったんだもん…………