莉生ちゃんはいつもあたしのほしい言葉をくれた。 それだけで救われた時もあった。 「ありがとう…莉生ちゃん」 「何?もう卒業!みたいに!」 「ホントだ…」 「まだ1年あるんだよ!」 そうだった。 「そうだね」 「さぁ、お昼にしよ!」 莉生ちゃんはそう言って あたしの手を引き教室へと連れ戻した。