そっか、あたし、 辛いんだよね。 自分ではずっと この気持ちを抑えることに精一杯で、 ここまで限界が来ていたなんてしらなかった。 莉生ちゃんのおかげで 自分で締め付けていたものが、 取れた気がした。 「ねぇ愛結」 「何…?」 「明日の文化祭頑張ろっか!」 そう言って、 莉生ちゃんはまた強く抱きしめてくれた。 「うん頑張るっ……!」