「お、おぅ…」 「ひ、比呂…!」 保健室を出ると保健室の前には 比呂が立っていた。 「だ、大丈夫か?」 「うん!平気!ありがとうね?」 「愛結…」 あたしは比呂の前をスッと通り過ぎようとした時、 比呂に後ろから腕を掴まれた。 「えっ?」 「愛結…ごめんな…」 比呂が謝る。 あたしの頭にはたくさんの“?”が浮かぶ。 「ホントにごめん…」