あたしの胸はだんだんと高鳴りだす。 だめだ。だめだめ!! 比呂はもう、他の子のモノなんだよっ……… 〔ありがとう…あ、そうだ、 おばさんに『ありがとう』って言っておいて? じゃあおやすみ……〕 あたしはそう返事して、ケータイの電源を切った。 そして、何もかも遮断するかのように 布団に潜り眠った。