今日は、日直だ。
 
 しかも、あいつと。
 
 放課後、学級日誌を書いてると。

 隣にあいつがいる。

 「叶恋って、頭いいんだね。」

 「はい。2位ですけど。何か?」

 「別にー、俺のこと悠也って、
  呼んでよ。」

 「なんで、呼ばなきゃ
  いけないんですか?」

 「何でって、俺の女だから。」

 「あなたの、女になった覚えは、
  ありません」

 「昨日から、叶恋は俺の
  女なんだけどねー」

 「じゃあ、あなたのこと悠也って
  呼んだら、あなたの女じゃ
  なくなりますか?」

 「んー、悩みどこだねー。
  まぁ、いいよ。」