れいかは斉藤の酷さに驚きを隠せない気持ちと、あまりにもオカメが可愛そうだという気持ちになる。

れいか(…そう…。でも、オカメちゃんは悪くないのよ。悪いのは斉藤さんよ…。それに…)

れいかは少し上の方を見つめながら考える。

れいか(誰もそれを止めてくれなかったの?例えば歩ちゃんとか…?)

オカメ(あ、歩ちゃんはいつも自分の事しか考えてないから。だから、何も止めてくれませんでした。)

れいかは驚きながら言う。

れいか(それ、酷いわよ…酷すぎるわ。お友だちなら普通は止めてくれるわよ。ねぇ、それいつ頃の事?)

オカメ(あ、あの斉藤さんが亡くなったちょうど1ヶ月前くらいです。。)