誰もしらない世界

米村「お前がそう思うなら、俺はそうする。いいんだな?」

そう歩に尋ねて、歩が頷くと無言で歩の手を引いて寝室のドアを閉めた。

歩は事の済んだ後の自分という脱け殻の状態のまま米村が寝静まった事を確認する。

歩はぐっすり眠っている米村の顔を一人静かに見つめた。
歩(これから時間をかけて…少しずつ探していくしかない。)

歩はまず寝静まる米村のケータイの中身をチェックし始めた。

歩(次ここに来る時にはデータを保存できる物を必ずもってこよう。)

歩はそう思い、米村のケータイに杉浦に関する情報が入っていないかを確認し始めた。
しかし残念ながら米村のケータイの中にはそのようなデータは見つからなかった。