誰もしらない世界

歩「そうですか…わかりました。」

そう言って歩はケータイの電話を切った。
刑務所にいるはずのれいかさんが何故出てこれているのか、一体誰がれいかを自由にしたのか不思議に思うばかりだった。

歩は途方にくれた。
このまま諦めなくてはいけないのか、夢にまでみていた現実はどうしていつも指の間をすり抜けるように消えていってしまうのか…このまま本当に諦めなくてはいけないのか。そんな風に一人シーンとした部屋で呆然とソファーに座り込んで考えていた。