誰もしらない世界

杉浦を押し退けてマンションへれいかは一目散に向かった。
雑居ビルから数メートル歩いた場所からタクシーを広い、六本木のマンションへと移動した。

50階建ての高層マンションの47階に部屋は用意されていた。玄関を開けると床にはメモが置いてあった。

(金はクローゼットの中に入れてある。)

そう書かれていた。
れいかはヒールを脱ぎクローゼットを開けると約束の1000万が置いてあった。れいかはにゃっと笑った。

…あの男から巻き上げた5000万と1000万で合計6000万。
ちょろいもんね。

そんな風に思い、部屋に用意されていたソファーに腰かけると、バッグの中からケータイのバイブ音がなる。

ブブブー…
ブブブー…

れいかは誰からの着信なんだろうかと思い、画面をみつめると金を巻き上げた男からの着信だった。

れいかは電話にでる。

れいか「お金は返さないから。」
もしもしも言わずに唐突にそうのべた。