誰もしらない世界

れいか「いくら?」

電話の向こう側にいるれいかの口元がゆるむ。

男「300万…とりあえず」

れいかは男が口走る言葉の裏側で、その300万がどこから用意されるのかを一瞬にして把握した。

れいか(意外とやるじゃない、この男。)

そう頭の中で呟き、笑みを浮かべながら電話へと向かって話はじめる。

れいか「少ないわ。もう少し金額あがらないの?」

れいかはそう言ってニヤリと笑った。

男「す、少ないか…じゃあ、もう200万つりあげて、500万でどうかな?」

れいか「500万ね。いいわよ。その時までには、全額振り込み終わらせなさいよ。また連絡してちょーだい。」

そう言ってれいかは電話を一方的に切った。