誰もしらない世界

れいか「もしもし?」

男「あの、試しに100万振込みました。」

れいか「100万?額が少なすぎよ。」

男「いや、あの…様子をみてやらないと…」

れいか「あなたバカ?ばらされたいの?」

男は、自分の弱味を握られていた事を、思い出す。

男「いや、その…」

れいか「犯罪者は犯罪者よ。何の罪も同じよ。人殺しも横領も同じよ。あなた同じ穴のむじなだって事わかってないでしょ?」

男「同じ穴のむじな…」

れいか「そうよ。何今更善人ぶってんのよ?さっさと会社の金全額ガッポリやってしまいなさいよ。チマチマやろうが、一気にやろうが結果は同じよ。後始末はするって言ったでしょう?」

男はふと一瞬考えた。
少し沈黙を続けた後、喋り始める。

男「そうだ。」

れいか「なによ?」
電話の向こう側でれいかが眉間にシワをよせる。

男「今度直接大金を持っていくから一度僕とあってくれませんか?」