米村「見つけ出さないと、うちの会社は駄目になる。取引先も、何もかも経理の奴があの女と組んで知らないうちに全額会社の金を横領しやがった。銀行の融資も借りられない状態になっているんだ。すまない。もしかしたら、君の出すブランドの企画の話を畳まなくちゃいけなくなるかもしれない…」


歩は絶句した。
なんと言っていいかわからずに、歩は一言つげた。
歩「わかりました…」

そう言って電話をきった。