誰もしらない世界

歩は、一人ソファーに座り考えていた。

どうしたら、いいのだろうか…

連絡のつかない杉浦さんなんかより、米村さんの方がよっぽど魅力的なのかもしれない…

そんな、風に考えていた。

その頃、杉浦は歩の住んでいたマンションに戻り部屋にはいると、もぬけの殻のようにその部屋には生活感がなくなっていた。

そんな半分空になった部屋を見て杉浦は小さく笑い、ソファーへと歩み寄った。

そして、歩の座っているソファーの近くに仕掛けていた盗聴器を外し、録音した物を聞いていた。
そこからは歩と米村のやりとりが聞こえた。

……俺の所有しているマンションにこないか。46階だ。

そんな、やり取りを聞いて杉浦は笑う。

杉浦(バカな女だ。)