猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ



「圭人!くそっ!!」


ボロボロになった幹部たちが部屋に飛び込んできた。


それぞれ勇太と悪鬼の総長、夏帆を取り押さえて対処をしている。


「水城、水城、どうしよう…圭人がっ」


腕の中で苦しむ圭人の顔は蒼白で、しんでしまうんじゃないかと心配になる。