猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




そんな時。


「なに、してるの?勇太、陽…。」

「か、夏帆…」


呆然と私たちの様子を見る、夏帆だった。


「翠…?なんで翠がここに?なんで?なんで陽も、勇太も、その女を押し倒してるの?なんで?」


だんだん妬みと苦しみに顔を歪める夏帆。


「なんで?なんでその女なの?なんでまた、三上翠なのよ!なんであんたは、私から全て、とっていくのよ!」


「夏帆、きい「許さない、あんたなんか絶対、許さない。」…夏帆。」


憎悪に歪めた顔で、足元からナイフをとりだした。