事件は唐突だった。 特に何もなくて、1ヶ月経った土日。 いつも通り倉庫でのんびりしていると、外が騒がしい。 「…きたか。」 ピリッとした雰囲気に一瞬でつつまれ、悪鬼が来たんだ、と思った。 「翠ちゃんはこの部屋にいてね?」 そう言って皆部屋を出て行ってしまう。 圭人だけは振り向いて 「大丈夫だ」 と不敵に笑っておりていった。