猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




事件は唐突だった。


特に何もなくて、1ヶ月経った土日。


いつも通り倉庫でのんびりしていると、外が騒がしい。


「…きたか。」


ピリッとした雰囲気に一瞬でつつまれ、悪鬼が来たんだ、と思った。


「翠ちゃんはこの部屋にいてね?」

そう言って皆部屋を出て行ってしまう。


圭人だけは振り向いて

「大丈夫だ」

と不敵に笑っておりていった。