猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




「翠。」


いつの間にか部屋に戻ってきた圭人。


「ぼーっとして、何考えてたの?」


頭を撫でられながら聞かれると隠し事なんてできなくて


「ん、圭人との今まで。」

素直に答える私。


「ふーん。じゃあなんで千と千○なんて見てるの?」


怪訝そうにテレビを見つめる圭人。


「圭人たちがいなくて超絶暇だった。」