俺がかけよって抱きしめると、泣くのを我慢した声で話し始めた。 「ごめんなさい、ごめんね。 迷惑かけちゃった、ごめん、ほんとに。」 なんでそんな謝るんだよ。 「迷惑なんかじゃない。」 震えながら謝る翠はきっと青に降りかかる抗争のことを言ってるのだろう。 「心配するな、悪鬼には負けない。 お前も渡さない。」