猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ



しばらく歩いて抜け道を抜けた先。

「ここ、穴場。」


昔、親父が連れてきてくれた場所。

すっかり忘れてたのを、この前思い出したのだ。


「すご…よく見えるな。」


瞳を輝かせて草の上に座った翠の横に腰掛ける。


「あぁ、こういうのもできるし。」


そっと方を引き寄せて寄りかからせる。


「ばかたれ。」


口ではそう言っても、離れようとしない翠は本当は嬉しいんだ。


俺は知ってるからな。

すごい嬉しいけど。