しばらく歩いて抜け道を抜けた先。 「ここ、穴場。」 昔、親父が連れてきてくれた場所。 すっかり忘れてたのを、この前思い出したのだ。 「すご…よく見えるな。」 瞳を輝かせて草の上に座った翠の横に腰掛ける。 「あぁ、こういうのもできるし。」 そっと方を引き寄せて寄りかからせる。 「ばかたれ。」 口ではそう言っても、離れようとしない翠は本当は嬉しいんだ。 俺は知ってるからな。 すごい嬉しいけど。