猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




「け、圭人?」


「ん?」

引っぺがそうとするけどうまくいかなくて、肩口に顔をうずめてスリスリするこの男。


…どうしたっていうんだ!?


「どうしたんだ。」

どうにか身を起こすと、ぐだーっと私の体に体重をかけてくる圭人。


あたまをすりすりと擦り付けてきて、可愛いんだけど、普段とかけ離れすぎててついていけない。